はじめに
イヤホンやヘッドフォンには周囲の雑音を聞こえなくするために、耳栓のように耳を完全に塞ぐカナル型やノイズキャンセリング機能付きのものがあります。
しかし、外で使用する時に周りの音が一切聞こえないのは正直危ないですよね・・・
そのため、私は外で(特に歩きながら)は、イヤホンを使わないようにしていました。
そんな私の転機となったのが、2018年にSonyから発売された「Xperia Ear Duo」でした。
これは、使用中でも周りの音が聞こえるOpen-Ear型イヤホンであり、私にとっては衝撃的な商品でした。
なにより、Sony印の音質にこだわったイヤホンでもあったため、「2万円超え」の価格でしたが迷わず購入しました。
今でも使用していますが、ケースを使用した常時充電という仕様なのでバッテリの持ちが悪くなってきました。
去年くらいから「そろそろ買い替えかな〜」と思っていたら、なんと「生産終了で後継機もなし」と残念な状態でした。
しかし、ついに「Xperia Ear Duo」の性能を上回る「LinkBuds」が発表されました。
量販店に実機が配備されていたので早速試したところ、とても気に入ったのでAmazonで予約しました。
ぜひ、みなさんにもOpen-Ear型イヤホンの魅力を知っていただきたく、「LinkBuds」を紹介します!
Open-Ear型の先駆け「Xperia Ear Duo」
まず、2018年に発売されたOpen-Ear型イヤホン「Xperia Ear Duo」から、その魅力をお伝えします。
耳を塞がない構造
耳を塞がない最大の特徴は「周囲の音がよく聞こえること」です。
「周りの音を聞きたいならイヤホンを付けなければ良いのでは?」という意見があります。
これを言われたら「その通り・・・」なのですが、、、
やはり、音楽を聴きながら、「電車に乗っている時にアナウンスを聞きたい」、「散歩をしている時に人は車が近づく音を聞きたい」、「家事をしている時に話しかけられても気付きたい」などなど欲張りになる気持ちはありますよね。
音楽を聴いている時に「一切のノイズを遮断したいニーズ」と対極にある「周囲の音も聞きたいニーズ」を満たしてくれる、当時としては唯一のイヤホンだったと思います。
Sonyらしい尖った操作性
イヤホンにタッチパッドを付けることで、指先だけでメインとなる操作(再生/停止、音量調整など)ができます。
これに加えて、頭を振るだけで操作するヘッドジェスチャーという機能が付いていました。
スマホを手に持たなくても、大体の操作を完結させるための工夫でとても重宝しました。
ただ、ヘッドジェスチャーは私はほとんど使いませんでしたが・・・(笑)
高品質なマイク性能
音楽を聴くための音質は2万円を超えるイヤホンだけあって、大満足できる音質でした。
これに加えて、通話するためのマイクも驚きの音質でした。
これは、音声用のマイクとノイズキャンセル用のマイクの2つを使うことで、音声のみを抽出してクリアにしているためでした。
実際、都心の駅で「Xperia Ear Duo」を使用して電話をしていましたが、相手から「聞こえにくい」と言われたことはありませんでした。
LinkBudsの仕様
「Xperia Ear Duo」は、私が欲しいと思っていたイヤホンを形にしてくれた商品でした。
正直、ダメになったら同じ商品を買うコト以外は考えていませんでした。
しかし、「Xperia Ear Duo」は生産終了になってしまいました。。。
どうしようか悩んでいたところ、今年になってSonyからOpen-Ear型の新商品が発表されました。
こちらについて、「Xperia Ear Duo」と比較しながら見ていきます。
「Xperia Ear Duo」を継承している点
まず、「耳を塞がない構造」と「尖った操作性」は健在です。
さらに、「尖った操作性」は進化して、イヤホン本体ではなく、イヤホンに震度が与えられるように耳の周りを叩くことで操作できるようになりました。
これは小さくなったイヤホンを叩いて外れてしまわないようにする工夫だと思います。
そして、「高品質なマイク性能」は、AIを使ったノイズキャンセリングに進化しました。
Sonyは、様々なところにAI技術を活用していますね。
進化した点①:小型化
「Xperia Ear Duo」に比べると、明らかに小さくなりました。
耳の中にすっぽりと収まる程度なので、ほとんど目立たないですね。
ここまで小さいと「外れて落っこちないか」が心配になります。
一応、私も実機を付けてみて、耳に止まることは確認しました。
耳に付ける仕組みとしては、右側にあるアタッチメントから自分に合うものを「LinkBuds」に付けます。
そして、アタッチメントの上部が左絵の赤丸で囲った箇所のように耳に引っかかって固定されます。
(相変わらずSonyは面白いことを考えますね(笑))
進化した点②:マルチペアリング
複数デバイスを持つコトが常識になった現代では、マルチペアリングは必須機能です。
「LinkBuds」ももちろんマルチペアリングに対応しています。
注意点:バッテリー容量
ワイヤレスイヤホンで気になるバッテリー容量ですが、すこし微妙な変化になります。
項目 | Xperia Ear Duo | LinkBuds | 変化 |
---|---|---|---|
充電時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 | なし |
電池持続時間 (連続音声再生時間) | 最大4時間 | 最大5.5時間 | 増加 |
電池持続時間 (連続通話時間) | 最大2.5時間 | 最大2.5時間 | なし |
電池持続時間 (待受時間) | 最大22時間 | 最大11時間 | 減少 |
Sonyとしては、ケースがバッテリーに役割もするので、ケースで充電すれば都合17.5時間の音楽再生が可能ということです。
※ケースで10分充電すれば、90分の音楽再生ができる。
ただ、5.5時間も続けて音楽再生し続ける状況はほとんどないので、個人的には十分です。
強いて言えば、国際線の飛行機で旅行するときくらいかな・・・
最後に
今回紹介した「LinkBuds」が向いているのはどんな人かをチャート形式で整理しました。
このチャートで「LinkBuds」に当てはまった方は、ぜひ購入を検討してみてください!!
コメント
当方もXperia Ear Duo愛用者でしたが電池のへたりからLinkbuds検討中の所Teams連携機能搭載型が発売したが思いの外価格アップがすさまじく、また年末商戦も近付いた為下手に買う気になれず今に至る。
「価格がもう少し安ければ・・・」とも思いましたが、Xperia Ear Duoが限界に近かったのと、Amazonポイントがたくさんあったので、衝動買いしてしまいました。
ただ、今でも買ったことに後悔はしていません!