【AWS Route53】DNSレコードタイプを理解する

スキルアップ

はじめに

Route 53は、AWSが提供するドメイン管理機能権威DNS機能を持つサービスです。

2つの機能の内、今回は権威DNS機能について深掘りします。
特に、権威DNS機能で利用する時に必要となるDNSレコードタイプをしました。

Route 53で利用できるDNSレコードは13個あります。
よく使う物は限られますが、Route 53の全体像を掴むために利用可能な全レコードタイプを一覧化しました。

本記事は、2022年9月時点でのAWS公式情報に基づいて作成しています。
最新情報は、AWSの公式サイトをご確認ください。

権威DNS機能とは?

権威DNS機能とは、IPアドレスとサーバー名などを対応させる情報(レコード)を持ち、キャッシュDNSサーバーの名前解決要求に対して応答する機能です。

要約すると、ネットワーク上の別のサーバーへアクセスしたい時、相手サーバーへ通信を到達させるための情報を提供する案内板や住所録、電話帳のような役割を果たします。

通信を到達させるための情報は、DNSレコードという形式で保存されます。
DNSレコードの種類(DNSレコードタイプ)は多種多様あり、AWS Route 53ではその中でメジャーなものを利用できます。

DNSの通信が利用するポート番号は「53番」です。
これがRoute 53の由来になっていると言われています。

DNSレコードタイプの整理

レコードタイプ一覧

レコードタイプ説明
A レコードホスト名/ドメイン名に対するIPアドレス(IPv4)を指定して、
関連づけを定義するレコード(正引き)
AAAA レコードホスト名/ドメイン名に対するIPアドレス(IPv6)を指定して、
関連づけを定義するレコード(正引き)
CAA レコード登録されたドメイン名に対応する証明書の発行を
許可する認証局を定義するレコード
CNAME レコード正規ホスト名に対する別名を定義するレコード
DS レコード親ゾーンに設定される子ゾーンのDNSKEYレコードを参照して、
親ゾーンのDSレコードと子ゾーンのDNSKEYレコード
(KSK公開鍵)の一致で信頼関係を構築を定義するレコード
MX レコードメール配送先(メールサーバー)のホスト名と
配信における優先度を定義するレコード
NAPTR レコードドメイン名にURI(URLとURNの総称)を使用可能とし、
ある値を別の値に変換する設定を定義するレコード
NS レコードゾーン情報を管理するネームサーバー(権威DNSサーバー)の
サーバー名を定義するレコード
PTR レコードIPアドレス(IPv4/IPv6)に対するホスト名/ドメイン名を指定して、
関連づけを定義するレコード(逆引き)
SOA レコードゾーンの起点を示し、ゾーンの管理情報を
定義するレコード
SPF レコードメール送信が可能なドメインを指定するレコード
SRV レコード負荷分散の重み付け、サービス詳細(ポート番号)の通知などを
定義するレコード
TXT レコードホスト名に関連付けるテキスト情報(文字列)を
定義するレコード

よく使うDNSレコード 〜まずはココから〜

A レコード

ホスト名/ドメイン名に対するIPアドレスを関連付けて定義します
これが無いと、全てIPアドレス指定でアクセスしなければならない重要なレコードタイプです。

まだ普及が進んでいないが、IPv6を利用しているならA レコードの代わりにAAAA レコードを使用します。

NSレコード

ドメイン情報が別DNSサーバーに登録されている時、その別DNSサーバーの情報を登録します
これにより、特定のドメイン情報に対する問い合わせを別DNSサーバーにパスして、代わりに応答してくれます。

ドメイン情報は、自身のDNSサーバーに全て登録するのではなく、必要に応じて別DNSサーバーで管理してもらい運用を効率化します。

MXレコード

自身が利用/運用しているメールサーバーの情報を定義します
これが無いと、相手から自身に向けて送信されたメールが配信不能となります。
また、自身が送付したメールは送信元確認ができずに迷惑メールとして処理される可能性があります。

どんどん使って、慣れよう!

Route 53で利用できるレコードタイプを紹介しました。
ただ、文書だけだとピンと来ないモノがあると思います。

知識は使ってこそ理解を深め、定着します。
ありがたいことにAWSには無料利用枠が用意されていますので、AWSアカウントを作成して色々と試してみましょう!

ただ、Route 53を設定するにはドメイン購入などで費用が発生します

この費用は、工夫次第で最小限(数百円程度)に抑えることができます。
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。

知識を蓄え、手を動かして定着させ、どんどんレベルアップをしていきましょう!

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