【合格体験記】AWS:クラウドプラクティショナーの勉強法と試験対策

スキルアップ

はじめに

AWS認定 クラウドプラクティショナーの資格試験に合格することができました。

元々、オンプレミス環境でのインフラ構築プロジェクトに参画した経験があるので、「これからAWSを学び始める人」に比べればインフラ知識では有利な方だと思っています。
しかし、AWS特有のサービスを組み合わせてインフラを構築する考え方に馴染めずに悩んだ時期もありました。

そんな私が、どのように学び、AWSへの理解を深めていったか?
そして、クラウドプラクティショナーの資格試験をどのようにして合格し、何を感じたか?

みなさんの参考になるように、お伝えしたいと思います。

AWS認定 クラウドプラクティショナーとは?

AWSでは、技術スキルとクラウドの専門知識が備わっていることを証明するため、認定制度を設けています。

この認定制度では、基礎知識アーキテクト(設計)運用デベロッパー(開発)専門知識と4領域に分けて管理されています。

今回の「クラウドプラクティショナー」は、基礎知識に関する認定になります。
AWSの公式サイトによると、クラウドプラクティショナーの定義は次のようになっています。

この資格は、組織がクラウドイニシアチブを実装するための重要な知識を持つ人材を特定して育成するのに役立ちます。AWS Certified Cloud Practitioner を取得することで、クラウドへの理解と基礎的な AWS の知識が認定されます。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/

認定制度の詳細と試験の申し込みは、公式サイトをご参照ください。

【勉強方法】AWSをどう学べば良いか?

AWS 無料利用枠で実際に操作してみる

AWSには、数百ものサービスがあります。
初めてAWSの勉強をする人は、その数の多さに何が何だか分からなくなってしまいます。

また、サーバ構築を経験したことがと、各サービスの説明を読んでもピンとこないと思います。

このような初学者に向けに、AWSでは無料利用枠を設けています。
すべてのサービスが対象ではありませんが、よく使われる代表的なサービスはだいたい利用できます。

座学では理解が難しいことも、実際にAWSを操作することでイメージが湧いてきます

さらに、YouTubeなどでも、AWSの無料枠を使ってサーバ構築するを説明する動画があります。
これらの無料教材も学習の助けになるでしょう。

私の場合は、「オンライン動画学習プラットフォーム:Udemy」でAWSのインフラ構築を網羅的に学べる教材を見つけたので、こちらを購入しました。

Udemyは定期的にセールを実施しており、価格が70%OFFになる場合もあります。
基本的には、セール開始を待って購入することをオススメします。

参考書でAWSサービスを広く学ぶ

AWS:クラウドプラクティショナーによく出題されるサービスを整理するなら、書籍がオススメです。

AWSのサービスは数百もありますが、試験で出題されるサービスは限られています
さらに、試験に出題されるサービスであっても、問われる内容もある程度決まっています。

すなわち、AWS:クラウドプラクティショナーの資格保有者に相応しい知識を把握するためにも、書籍で整理すると良いでしょう。

AWS認定資格試験テキスト:AWS認定 クラウドプラクティショナー
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問題集で点数を獲得する訓練をする

資格試験の難しいところは、どんなに知識があっても問題を解けなければ合格できないことです。

問題文や解答選択肢の言い回し、出題の観点などを問題集で慣れておくことで、点数を獲得しやすくなります。

面倒と手抜きせずに、必ず問題を解く練習を行いましょう!

AWS認定:クラウドプラクティショナー 模擬問題集
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【試験対策】どのような内容が出題されるか?

私が試験勉強や受験を通して感じたことをまとめたコトをまとめてみました。
みなさんの試験対策の助けになれば幸いです。

本内容は、「個人の思い込み」や「試験傾向の変化」などによって的外れである可能性がありますので、ご注意ください。

AWSでできること/できないこと

どのようなプロダクトにも、「できること/できないこと」は存在します。
この区別を正しく理解できていなければ、AWSの導入を成功させることはできません。

その中でも、責任共有モデルに関する理解は大切になります。

クラウド環境だと、「運用はベンダー(AWS)に丸投げ」と勘違いされている人もいるでしょう。
しかし、実際はAWSと利用者で役割分担が定められています。

AWSの役割領域では、AWSが責任を持ってその領域を管理します。
これは、言い換えると利用者が管理できない(できないこと)となります。
※利用者の役割領域は、逆のことが言えます。

自分に都合の良い勘違いを防ぐためにも、「できること/できないこと」の把握が問われていると考えます。

「AWSを使うからこそ」の魅力

オンプレミス環境では、HW機材(リソース)を事前に調達しなければなりません。
これに対してクラウド環境では、利用状況に応じてリソースを増減させることが可能となります。

この弾力性(伸縮性)は、オンプレミス環境にはないAWSの魅力の一つです。

このように、オンプレミスでは資材的、金銭的、地理的など様々な制約で諦めていたことが実現できるようになります。

「なぜ、AWSを選択するのか?」を説明するため、AWSの魅力に関する知識が問われると考えます。

セキュリティ対策

AWSはインターネットを利用してアクセスするため、必要な手順を踏めば誰でもアクセスすることができます。
そのため、意図しない設定によって、部外者が大切な情報にアクセスできてしまう恐れがあります

このような問題を発生させないように、アカウント管理、権限設定などセキュリティに関する推奨設定とデフォルト設定値に関する知識が問われると考えています。

AWSを「使い始めるとき」に利用するサービス

クラウドプラクティショナーの試験勉強をすることで、AWSに関する様々なサービスを学びます。
この次に求められるのが、AWSを使い始めるスキルです。

AWS内でネットワーク設定を行い、仮想マシンやデータベースを作成する。
既存のオンプレミス環境からデータを移行する。
オンプレミス環境も平行利用する場合に、オンプレミスとAWSを専用ネットワークで接続する。

さらには、請求管理や「どのサービスを使った方が安いか」と初期導入で考えるべきことを問われると考えます。

最後に

AWSを始めとするクラウドサービスが現れる前は、インフラ作業は初心者にはハードルが高い領域でした。
なぜなら、経験を積むために実践したくても、数百万円するHW/SW一式を購入することできないからです。
こうなると、仕事で運良くインフラ構築の案件に参画できるチャンスを待つしかなくなります。

しかし、AWSであれば無料利用枠を活用すれば、個人でもHW/SW一式を揃えたのと同じようなシステムを作り上げることができます。

技術の進歩によって学習のハードルがどんどん下がっています。
このAWS認定資格をキッカケに、インフラ構築の知識を育ててみてはいかがでしょうか?

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